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おじいさんと草原の小学校
こんなほのぼのした日本語タイトルがつけられているけれど、
見終わった後には色々な感情が残りました。

2003年ケニア、小学校が無料になり、
おじいさんのマルゲは何度も学校へ通い、
とうとう生徒となって子どもたちと一緒に勉強を始めます。
実話にもとづいた映画。
諦めないことが大切、というような感動映画と思いきや、
元マウマウ団のマルゲの昔の記憶が出てくるたびに、
思わず目をそむけてしまったり、涙をおさえたり。
鉛筆のシーンはもう絶対無理、見れない。

コメントや感想では、勇気が出た、というものが多いですが、
私はそれ以上に、アフリカの歴史の中で
植民地政策がどういうものだったのか、
そちらの方が気になりました。
独立のために戦った代償としての、拷問や家族の喪失、
消せない記憶、トラウマ。
スーダンだとかルワンダだとか、
アフリカの色んな問題の元をたどっていくと、
植民地政策につながってくることが多いです。
部族も宗教も無視して外の人間が机上で国境を決めた時点で
問題が起きないはずがないか。
アフリカの人たちが英語やフランス語を話すのを、
今まであまり考えずに見てきていたけれど。

映画の中で、近所の大人や政府関係者などが
お金のことばっかり言ってるところもリアルでした。
それから子どもたちが可愛すぎる。

これは本当に見に行って良かった。
少しずつ少しずつアフリカの勉強もしているつもりですが、
全然足りないです。

『おじいさんと草原の小学校』



| movie | 23:39 |