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タケオ
たぶん、一度彼を見たことがあると思います。
去年のアフリカンフェスタで。
ヴィクター・デメのライブで、私のすぐ斜め前に座っていて、
音楽に合わせて、体を動かし手でリズムを取り、
「この人天才?!」と、すごく気になっていました。
ステージの上からも、かなり目立っていたと思う。

昨日日曜日に見てきた『タケオ』は楽しみにしていた映画。
アフリカン・ドラムをはじめ、色々な楽器を演奏し、踊り、
さらにすごく良い絵を描くタケオくんはダウン症です。
小さい頃から音楽が好きだったけれど、
なかなか受け入れてもらえる教室がなく、
やっと他の子どもたちと同じように教えてもらえたのが
アフリカの人が教えるアフリカンドラムでした。
彼のリズム感、本当にすごいです。

なんでもまんべんなくできる人が上、という社会が
今までは成り立っていたけれど、
ほんの少しずつ、でも確実に変わってきていると思っています。
何ができないか、ではなく、
何をするか、何ができるか、の方向へ。
音楽、美術、運動、哲学、計算、記憶力、人の話を聞く力…
それがスタンダードになったとき、
障害だとか年齢だとか国籍だとか、
足かせのように思ってきたものもふっと軽くなって、
ただみんながそのときそこでできることをする、
そんな世界になるんじゃないかと思うし、
そういう世界であってほしいと思います。
そうしたらみんなが抱える色々な不安もぐっと減るのに。

それにしても、『タケオ』の中のセネガルに、
バオバブの記憶』の中のセネガル、
松本仁一さんの『アフリカを食べる/アフリカで寝る』の魚ごはん、
アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々』に出てくる新鮮な生ガキ、
かわいい切手、、、
セネガルいいなぁ。

| movie | 22:59 |